2017年2月7日火曜日

新約聖書原典「エフェソの人々への手紙」6章の翻訳(私訳)

エフェソの人々への手紙 

6章


1.子供たちよ、[主にあって]あなたがたの両親に聞き従いなさい。それは正しいことだからです。2.『あなたの父と母を敬いなさい』。これは約束による最初の戒めです。3.『それは、あなたが幸せになり、地の上で末永く生きるようになるためである』。4.また、父たちよ、あなたがたの子供たちを怒らせないで、主の訓練と訓戒によって、子供たちを育てなさい。
5.僕たちよ、キリストに対するように、まごころを込めて、畏れと、おののきをもって、肉による主人に従いなさい。6.人に気に入られようとして、うわべで仕えるのではなく、神の御旨を行うキリストの僕として心から仕えなさい。7.人にではなく、主に仕えるように、善意をもって仕えなさい。8.あなたがたも知っているように、わたしたち、奴隷であれ、自由な者であれ、良いことを行う者はだれでも、主から報われるのです。9.主人たちも、同様に彼らにそうしなさい。脅すのをやめなさい。あなたがたも知っているように、彼らとあなたがたの主は天におられ、だれをも分け隔てなさらない方です。
10.最後に、主にあって、その偉大な力によって強くなりなさい。11.悪魔の悪巧みに対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。12.なぜなら、わたしたちにとっての戦いは、血肉に対するものではなく、支配と、権威と、この闇の世界の主権者、天上にいる悪の霊どもに対する戦いだからです。13.こういうわけで、悪しき日に対抗して立つことができ、またすべてを成し遂げて立つことができるように、神の武具を取りなさい。14.だから、立って、あなたがたの腰を真理によって帯締めし、義の胸当てを着け、15.両足に、平和の福音の備えを履きなさい。16.これらすべてのものの上に、信仰の楯を取りなさい。それによって、悪しき者が(放つ)燃え盛る全ての火の矢を消すことができます。17.また、救いのかぶとをかぶり、神の言葉である御霊の剣を取りなさい。18.どんな時にも、絶えず御霊によって祈りと願いとをささげ、目をさましているようにして、あらゆる忍耐と願いとをもって、すべての聖徒たちのために祈り続けなさい。19.わたしのためにも、わたしに言葉が与えられ、わたしの口が開かれて、福音の奥義を大胆に知らせることができるように祈ってください。20.この福音のために、わたしは鎖につながれながらも、使者として働いています。そのような中でも、わたしが語るべきことを大胆に語れるように祈ってください。
21.わたしが何をしているか、わたしに関することをあなたがたにも知ってもらうために、主にある、愛する兄弟であり忠実な奉仕者であるティキコが、すべてのことをあなたがたに知らせてくれるでしょう。22.わたしが彼をあなたがたのもとに送るのは、あなたがたがわたしたちのことを知って、あなたがたの心が勇気づけられるためです。

23.平和と信仰に伴う愛が、父であられる神と、主イエス・キリストから、兄弟たちにありますように。24.恵みが、わたしたちの主イエス・キリストを変わらずに愛するすべての人々と共にありますように。


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★「神の武具」=武具(パノプリア)は、全武具、重装備、つまり、完全武装しなさいという意味。


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