2016年7月5日火曜日

新約聖書原典「テモテへの手紙一」3章の翻訳(私訳)

テモテへの手紙  

3章


1.「群れの監督の職につきたいと心から願う人は、良い働きを望んでいる」という言葉は真実です。2.それゆえ、監督は非難され得ない人で、一人の妻の夫であり、酒を好まず、穏やかで礼儀正しく、旅人をもてなし、よく教えることのできる人でなければなりません。3.酒に酔わず、乱暴でなく、寛容で争いを避け、お金に執着せず、4.自分の家庭をよく治め、あらゆる気高さをもって子供たちを従順に育てていなければなりません。5.[自分の家庭を治めることを知らない者が、どうして、神の教会を世話することができるでしょうか]6.信仰を持って間もない人ではいけません。それは、高慢になって、悪魔が受ける(のと同じ)裁きに落ちて行かないためです。7.また、(教会の)外の人々からも良い評判を得ていなければなりません。それは、非難されて、悪魔の罠に陥ることのないためです。
8.同じように、執事たちも尊敬に値する人で、二枚舌を使わず、大酒にひたらず、貪欲でなく、9.清い良心の中に、信仰の奥義を持っている人でなければなりません。10.この人たちは、先ず吟味され、その上で、非難されるところのない者が執事の務めに就きなさい。11.同じように、(執事の務めに就く)婦人たちも品位があり、人の陰口を言わず、酒を飲まず、すべてに忠実な人でなければなりません。12.執事たちは一人の妻の夫であり、子供たちと自分の家の者たちを良く治める人でなければなりません。13.というのは、執事の務めを立派に果たした人たちは、自分のために良い信望を獲得し、キリスト・イエスにある信仰によって、強い確信を持つことができるからです。
14.わたしは、すぐにでもあなたのところに行きたいと望みながら、これらのことを書いています。15.しかし、もし遅くなるなら、それは、あなたが神の家でどのように振る舞うべきかを知ってほしいためです。神の家とは、生ける神の教会のことで、教会は、真理の柱であり土台です。16.疑う余地もなく、神を畏れ敬うことの奥義は偉大です。
『神は肉において現わされ、
霊において義とされ、
天使たちに知られ、
異邦人たちの間で宣べ伝えられ、
世界の中で信じられ、
栄光のうちに引き上げられました。』







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