2016年7月13日水曜日

新約聖書原典「テモテへの手紙一」5章の翻訳(私訳)

テモテへの手紙  

5章


1.老人を叱ってはいけません。むしろ、父親に対するようにお願いしなさい。年若い男たちには兄弟に対するように、2.年老いた婦人たちには母親に対するように、年若い女たちには、あらゆる純潔をもって姉妹に対するように諭しなさい。
3.やもめたちを、ほんとうのやもめとして大事にしなさい。4.もし、やもめに子や孫たちがいれば、先ず、これらの者たちに、自分の家族を敬い、生きている親や祖父母の恩に報いることを学ばせなさい。これは、神の御前に適うことですから。5.ひとり暮らしのほんとうのやもめは、神に望みを置き、夜も昼も祈りと願いに留まり続けます。6.しかし、放縦に暮らしているやもめは、死んでいるのです。7.彼女たちが非難されることのない者となるよう、あなたはこれらのことを命じなさい。8.すなわち、自分の親族、特に、自分の身内の者たちの世話をしない者がいれば、その人は信仰を否定しているのであって、信仰を持たない人よりもさらに悪いのです。
9.やもめとして登録されるのは、六十歳以下の者ではなく、一人の夫の妻であった者で、10.良い行いによって評価を受けている者でなければなりません。例えば、こどもを育てあげ、旅人を親切にもてなし、聖徒たちの足を洗い、苦しんでいる人々を助け、あらゆる良い業に従事したなどの者です。11.しかし、年若いやもめたちを(登録するのは)断りなさい。なぜなら、彼女たちはキリストに背いて情欲に駆られると、結婚をしたがるようになり、12.以前の誓約を破った、と非難されることになるからです。13.その上、彼女たちは怠けて家々を渡り歩くことを覚え、ただ怠けるだけでなく、無駄口を利き、何にでも頭をつっこみ、話すべきでないことまでしゃべり出すのです。14.ですから、わたしが希望するのは、年若いやもめたちは結婚して子どもを産み、家事をこなして、反対する者に悪口を言う機会を一切与えないことです。15.というのは、道を踏み外して、サタンについて行ったやもめたちがすでにいるからです。16.信者で、やもめを持つ婦人がいれば、その婦人が彼女たちを助けなさい。教会は負担を負わされてはなりません。それは、教会がひとり暮らしのほんとうのやもめたちを助けるためなのです。

17.よく指導の任に当たっている長老たちは、二倍の尊敬を受けるにふさわしいとみなしなさい。御言葉と教えとに労している長老たちは特にそうです。18.聖書は、『穀物をこなしている牛に、くつこをかけてはならない』また、『働く者が、自分の報酬を得るのは当然である』と言っているからです。19.長老に対する告訴については、二人か三人の証人によるもの以外は、受理してはいけません。20.罪を犯している者たちを、全員の前で譴責しなさい。そうすれば、他の人たちも恐れを抱くようになります。21.神と、キリスト・イエスと、選ばれた天使たちの御前で、わたしは厳かに命じます。偏見なしにこれらのことを守り、何事も、不公平に行ってはいけません。22.性急に誰にでも按手をしてはいけません。他人の罪にかかわってはいけません。自分を聖く保っていなさい。23.もうこれ以上、水ばかり飲まないで、胃のため、たび重なるあなたの病気のためにも、少量のぶどう酒を用いなさい。24.ある人々の罪は、裁きの前に引き出されるのは明らかで、他の人々の罪もあとで明らかになります。25.同様に、良い行いも明白です。そうでないものも、秘密にされることはありません。






          庭に遅咲きの一輪が咲きました。

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