2014年3月14日金曜日

新約聖書原典「ヨハネの黙示録」8章の翻訳(私訳)


ヨハネの黙示録 

8章


1.小羊が第七の封印を開いた時、天で半時間ほどの静けさが生じた。2.またわたしは、神の御前に立っている七人の天使たちを見た。そして彼らに七つのラッパが与えられた。
3.また、ほかの天使が来て、金の香炉を持って祭壇のそばに立った。そして彼に沢山の香が与えられた。それは、すべての聖徒たちの祈りとともに、御座の前の金の祭壇の上にささげるためであった。4.香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、天使の手から神の御前に立ちのぼった。5.天使は香炉を取り、それに祭壇の火を満たして地に投げた。すると雷鳴と音と稲妻と地震が起きた。
6.七つのラッパを持つ七人の天使たちが、ラッパを吹く準備をした。
7.一番目の天使がラッパを吹いた。すると、血の混じった雹と火が生じ、地に投げ込まれた。すると、地の三分の一が焼け、木々の三分の一も焼け、すべての青草も焼けてしまった。
8.また、二番目の天使がラッパを吹いた。すると、火の燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれ、海の三分の一が血となった。9.すると、海の中にいる命ある造られたものの三分の一が死に、船という船の三分の一も破壊されてしまった。
10.また、三番目の天使がラッパを吹いた。すると、たいまつのように燃える大きな星が天から落ち、川という川の三分の一とその水の源に落ちた。11.その星の名は「にがよもぎ」と言い、水の三分の一がにがよもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のゆえに多くの人々が死んだ。
12.また、四番目の天使がラッパを吹いた。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星々の三分の一が打たれた。そのために、それらの三分の一が暗くなり、昼はその三分の一が明るさを失い、夜も同じようになった。
13.また、わたしが見ていると、一羽の鷲が中空を飛びながら大声でこう言うのを聞いた。「わざわいだ、わざわいだ、わざわいだ、地の上に住んでいる人々は。なお三人の天使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。


●「自然の中で聴く聖書」ヨハネの黙示録 8章





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